定期検診(メインテナンス)の重要性
定期検診(メインテナンス)は治療後の健康な歯を持続させるため、定期的にお口の中を管理して歯の健康を維持していくことが目的となります。
特に歯周病は再発が多いとされる病気でその原因のほとんどが治療後の定期検診(メインテナンス)をしていないことが多いようです。
皆様の中にも経験があるかもしれません、虫歯・歯周病の治療後はまだつらかった日々が鮮明に残っているため、非常に丁寧なブラッシングしていますが、時間が経つにつれ以前のつらかった症状を忘れブラッシングもだんだんとおろそかになってしまう場合があり、2~3年後には再び歯周病菌が増殖してしまうケースです。
また、再発した歯は以前治療をした時より弱くなっている場合があり、再治療の時にまったく同じ治療ができるとも限りません。結局は費用も時間も以前より多くかかってしまい、後悔してしまうという場合が多いようです。
虫歯・歯周病の予防のために
昔からある虫歯・歯周病の基本的な予防方法の一つとして、歯磨き(ブラッシング)があげられるかと思います。しかし、毎日歯磨きをやっている人でも虫歯になった人は多くいらっしゃいます。それは、ブラッシングに対するひとりひとりの認識の違いもありますが、やはり人の手による歯磨きだけでは、虫歯の原因の細菌を完全に除去することが難しいためです。
歯ブラシが届きにくい奥歯の裏側や歯の隙間、歯周ポケットには歯垢が溜まりやすくその中には虫歯の原因となる細菌がたくさんいます。虫歯や歯周病の原因となっている歯垢を取り除くには、歯磨きだけでなく、歯科医院で定期的な歯科検診を行い、歯のクリーニングにより歯垢を除去する必要があります。